なお、アル・ナスルはフリー移籍で加入したI・マルティネスと2026年6月30日までとなる1年契約を締結したことを明らかにしている。
現在34歳のI・マルティネスはレアル・ソシエダの下部組織出身で、2011年8月にトップチームデビューを果たした。2018年1月にはアスレティック・ビルバオに移籍した後、2023年7月にバルセロナに加入した。昨夏には売却候補と噂されていたものの、新たに指揮官に就任したハンジ・フリック監督の下では守備陣の主軸として活躍。2024-25シーズンは公式戦46試合出場3ゴール6アシストを記録した。
そんなI・マルティネスは今年3月にバルセロナとの契約を2026年6月30日まで延長していたが、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』によると、昨夏の段階でサウジアラビアから好条件のオファーを受けていたなか、フリック監督のプロジェクトに惹かれて残留した際に、将来的に再オファーが届いた場合、移籍を容認する“紳士協定”を交わしていた模様で、それによって契約期間を残していたものの、フリーでの移籍になったようだ。
なお、バルセロナとしては移籍金を得られない一方で、約1400万ユーロ(約24億円)分の給与が削減されるため、サラリーキャップの超過に伴う選手登録問題を抱えているチームには大きな恩恵をもたらすことになりそうだ。