ミランは9月1日、マルセイユからフランス代表MFアドリアン・ラビオを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの3年間となる。


 なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、移籍金は1000万ユーロ(約17億)とのことだ。

 現在30歳のラビオは、2024年7月に契約満了によりユヴェントスを退団し、9月にマルセイユに加入。2024ー25シーズンはロベルト・デ・ゼルビ監督の下でチームの主力に定着し、公式戦31試合に出場して10ゴール6アシストという成績を残していた。

 今シーズンもマルセイユでプレーするものと思われたが、8月15日に行われたリーグアン開幕節のレンヌ戦後、ラビオとイングランド人FWジョナサン・ロウの間で口論が発生。マルセイユは8月19日に「容認できない行為」があったとして、ラビオとロウの2名を移籍リストに加えたとする異例の声明を発表し、チームから外されることとなった。

 ミランは予てから関心を持っており、当初は移籍金に開きがあったものの、交渉の末に1000万ユーロに落ち着いたとのこと。フランス代表の合宿に参加していたラビオはメディカルチェックを受けて加入が決定したという。ラビオは今シーズンからミランに復帰し指揮を執るマッシミリアーノ・アッレグリ監督とユヴェントス時代も共に働いており、再びセリエAでタッグを組むことになる。
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