ベティスは9月1日、マンチェスター・ユナイテッドからブラジル代表FWアントニーを完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2030年6月までとなる。


 アントニーは昨シーズン後半にベティスへレンタル移籍で加入し、公式戦26試合で9ゴール5アシストを記録。攻撃陣で存在感を放った同選手の復帰が正式決定した。スペイン紙『AS』によると、移籍金は総額2500万ユーロ(約43億円)になる見込みだという。

 現在25歳のアントニーは、2020年夏にサンパウロからアヤックスへ移籍。その後2022年8月にマンチェスター・ユナイテッドへステップアップを果たしたが、高額移籍金に見合う結果を残せず、2025年1月にベティスへのレンタル移籍を経験していた。

 レンタル期間の満了に伴い、マンチェスター・ユナイテッドに復帰したアントニーだが、昨年秋から指揮を執るルベン・アモリム監督の構想から外れており、今夏の移籍が確実視されていた。ベティスはアントニーの獲得を再び目指すと、最終日で契約がまとまることになった。
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