現在25歳のグエイは8歳頃からチェルシーの下部組織に所属し、2019年9月にトップチームデビュー。その後はスウォンジーへのレンタル移籍を経て、2021年7月にクリスタル・パレスに完全移籍した。昨シーズンからはキャプテンを務め、クラブ通算161試合出場9ゴール4アシストを記録。FAカップでは決勝でマンチェスター・シティを下してクラブに初タイトルをもたらし、今季もコミュニティシールドではリヴァプールを破ってタイトルを獲得。新シーズンの公式戦では8月31日に行われたアストン・ヴィラ戦で初ゴールを記録するなど、キャプテンとして6試合にフル出場している。
今夏の移籍市場ではリヴァプールから関心を寄せられ、同クラブへの加入に迫っていたグエイ。すでに3500万ポンド(約69億円)の移籍金で合意に至り、5年契約の締結は決定的と報じられていた。しかし、1日にロンドンでメディカルチェックを受けていたグエイだが、取引は急遽中止になったという。
『BBC』によれば、クリスタル・パレスがグエイの後任確保に苦戦したため、移籍が破談となった模様。獲得ターゲットであったブライトンのブラジル人DFイゴール・ジュリオがウェストハム行きを選んだことが影響したようだ。また、クリスタル・パレスは移籍市場最終日にトゥールーズからU-20フランス代表DFジェイディ・カンボを完全移籍で獲得。だが、グエイの売却には2名のディフェンダーを補強する必要があったと見込まれる。