イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)は2日、EFLリーグ2(4部)のグリムズビーに対し、2万ポンド(約397万円)の罰金処分を科したと発表した。

 今回の処分は、8月27日に行われたカラバオカップ2回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦において、出場資格のない選手を起用したことによるもの。
同試合に向けた出場登録の締め切りは前日の24時までだったが、クラブは24時1分にクラーク・オドゥオールの登録を提出していたと報告されている。

 試合はPK戦までもつれた結果、グリムズビーが勝利を収め“大金星”を挙げた。オドゥオールは73分から途中出場し、PK戦では3人目のキッカーとして登場したが、失敗に終わっている。

 グリムズビーに違反があったものの、処分は罰金に留まるとのこと。EFLは「クラブが試合翌日に自ら報告した」と発表。さらに「理事会はすべての証拠を包括的に検討した。リーグカップでの違反行為に関する過去の処分を考慮したうえで、罰金を科すことは前例に従ったものである」と述べた。

 また、グリムズビーは再び2025-26シーズン中に出場資格の選手を出場させた場合、1万ポンド(約198万円)の執行猶予付きの罰金処分を受けることになるようだ。

 なお、“ジャイアントキリング”を達成したグリムズビーは、カラバオカップ3回戦でシェフィールド・ウェンズデイと対戦する。
編集部おすすめ