ベティスに加入したブラジル代表FWアントニーが、クラブ復帰の喜びを語った。2日、スペイン『アス』がコメントを伝えている。


 ベティスは移籍市場最終日となる9月1日、マンチェスター・ユナイテッドからアントニーを完全移籍で獲得したことを発表。契約期間は2030年6月までの5年契約となり、各メディアの報道によると、2200万ユーロ(約37億円)の移籍金で300万ユーロ(約5億円)のボーナスが発生するという。

 昨シーズン後半、アントニーはマンチェスター・ユナイテッドからベティスへレンタル移籍。公式戦26試合に出場し、9ゴール6アシストを記録して存在感を放った。レンタル期間の満了に伴い、マンチェスター・ユナイテッドに復帰することになったが、今夏の移籍が確実視されており、最終日にベティスへの“再加入”が決定した。

 アントニーは2日に記者会見に出席し、「本当に大変だったが、ここに来ることができた。またベティスのユニフォームを着られるのが待ち遠しいし、移籍を実現してくれたすべての人に感謝したい」とコメントを残した。

 さらに、「素晴らしい結果を出すことに集中したい。大好きなチームであるベティスは、どのチームにでも互角に戦えると思う」と新シーズンでの意気込みを示した。加えて、「あの場所にいるのがどれほど辛かったかは家族だけが知っている」とマンチェスター・ユナイテッド復帰後の困難な時期を涙を流しながら振り返りつつ、「別々のトレーニングをしていたけど……でも、この素晴らしい瞬間が来るとわかっていたよ。最後まで不安だったけど、強い気持ちを持って待ち続けていたんだ」と語っている。
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