日本代表は6日、国際親善試合でメキシコ代表と対戦し、スコアレスで引き分けとなった。三笘薫は左ウイングバックの位置で先発出場し、81分までプレー。
練習初日と2日目は個別での調整となった中で先発出場を果たし、前田大然の投入後はポジションを1列上げてシャドーの役割もこなした。

 日本は立ち上がりから勢いを持って、メキシコゴールに迫っていく。しかし、最後まで決定打はなく、終わってみれば枠内シュート2本でのスコアレスドロー。三笘は「決めていれば違う展開になったと思います。後半は相手もメンバーを代えて強度も上がっていましたし、そこまで下がらずに来た。ファールを貰うのも上手かったですし、流れも少しずつ変わっていったので、決めきれば良かった」と悔やんだ。

 メキシコ視点に立ってみれば、特に前半は押し込まれる時間が長かった中、無失点でゲームを進めていた。今回は親善試合のワンマッチではあったが、苦しい展開でも粘り強く戦い、本番であれば勝ち点「1」を確保する姿勢は見習うべきものだろう。「相手はFK、ファール、ロングボールを使って変えてきた。それに適応しながら、前半のようにもっともっと攻撃の時間を増やすことが大事」と三笘。「前半からなるべく高い位置で(人が)余らず行っていたので、やり続けることでチャンスが生まれていましたし、それをどれだけできるかという話をしていました。そこはしっかりとチームで分析していきたい」と話した。


 今回のインターナショナルマッチウィークはやや変則的な日程となっており、次戦は移動を含む中2日でアメリカ代表と対戦する。「時差もあってなかなか難しいですけど、全員が戦う準備をしていけばW杯に生きると思います。メンバーは少し変わると思いますけど、全員が準備して戦うことで、次の試合もいい内容で勝っていける。しっかりと反省して、時間は短いですけど、次に生かしたい」と意気込んだ。
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