パリ・サンジェルマン(PSG)は7日、フランス代表FWウスマン・デンベレと同代表FWデジレ・ドゥエが代表活動中に負傷したことを受けて声明を発表した。

 5日に行われたFIFAワールドカップ26欧州予選のウクライナ代表戦で、先発出場したドゥエがふくらはぎを負傷してハーフタイムに交代となると、後半からはデンベレが出場したが、同選手も右のハムストリングを痛めて81分に交代を余儀なくされた。


 その後、PSGは6日に両選手のメディカルアップデートを発表。デンベレは右ハムストリングに重傷を負い、約6週間の欠場が見込まれているほか、ドゥエは右ふくらはぎを負傷し、約4週間の欠場が見込まれていることを明らかにした。

 これを受け、PSGは「選手が対応できる運動量と負傷リスクに関する具体的な医療情報を連盟に提供していた」にもかかわらず、「これらの医療勧告がフランス代表のメディカルスタッフによって考慮されなかったこと、そしてメディカルチームとの協議が全く行われなかったことを遺憾に思う」とフランス代表の対応を非難する声明を発表した。

 続けて、「今回の残念な出来事が、クラブと代表チームの医療スタッフ間の体系的かつ文書化された相互交流を保証する、新たな正式な医療連携枠組みの構築への道を開くことを期待している。また、特に治療中の病状を持つ選手の招集および起用においては、強化された予防原則の遵守が保証されることを期待している」と対応を呼びかけながら、新たな取り組みに協力する姿勢を強調した。

「今回の出来事は深刻かつ予防可能なものであり、迅速かつ即時の是正措置を講じる必要がある。クラブは、選手とプロサッカー界全体の利益のために、この共同の取り組みに積極的に貢献する用意がある」
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