現地時間6日(日本時間7日)に国際親善試合で日本代表と対戦したメキシコ代表。FIFAワールドカップ26のホスト国の1つとして強化を進める中、ホームのアドバンテージを持って日本と戦ったが、0ー0のゴールレスドローに終わった。


 前半は日本のトランジションの速さと統率された守備の前に苦戦するシーンが散見されたメキシコ。後半は改善が見られてゴールに迫るシーンは増えたが、ネットを揺らすことはできなかった。

 CONCACAFゴールドカップ王者としてのプライドもあったメキシコ。4連勝中だった日本を相手に苦しんだ中、選手たちは日本チームの強さを称えている。

 メキシコメディア『TUDN』は、この試合がメキシコ代表復帰戦となったFWイルビング・ロサノのコメントを伝え、「(日本代表は)本当に素晴らしい代表チームで、重要な選手たち、クオリティのある選手たちが揃っていた。ワールドカップに出場するような代表チームと対戦したわけで、相手には素晴らしい選手がいた」と日本代表のレベルの高さを称えた。

 また、大手メディア『ESPN』は右サイドで先発したDFホルヘ・サンチェスのコメントを伝え、「典型的なワールドカップのような試合だった。相手には多くの強みを持つ選手がいて、ヨーロッパで活躍する選手たちと対戦した。得点のチャンスもあったし、素晴らしい試合ができた」と、日本の手強さに触れつつ良い試合だったと振り返った。

 さらに、MFオルベリン・ピネダは「これがワールドカップで僕たちを待ち受けているものだ。ヨーロッパサッカーで経験を積んだ選手たちだった。日本はワールドカップの優勝候補になるだろう」と称賛。
中盤で日本のレベルの高さを痛感したようだ。

 ハビエル・アギーレ監督も「勝利に値しなかった」と日本戦を振り返っており、日本代表との試合は非常に良い刺激になった模様。中2日での韓国代表戦ではどんなプレーを見せるのか注目だ。


【動画】日本代表が善戦もメキシコ代表とドロー
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