アメリカ戦で代表2キャップ目を目指すのが、追加招集となった佐野航大だ。メキシコ戦ではメンバー外という悔しさを味わったが「試合をしっかりと見て、ピッチレベルでの強度や臨場感を味わえたので良かった」と前向きに捉えている。「出場できるチャンスがあったら、自分のできることをしっかりとやってアピールしないといけないですし、チームのために戦って勝ちたい」と意気込んだ。
佐野がデビューを飾った6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選・インドネシア代表戦、そして先日行われたメキシコ代表戦では、ベース布陣である『3-4-2-1』から後半途中にキャプテン遠藤航がアンカーに入る『3-1-4-2』へと可変した。複数のポジションを高い水準でこなせる佐野だが、自身が「一番やりたいポジション」と語るインサイドハーフが新たに生まれたことは、大きな追い風となる。アメリカ戦でも同様の布陣になるかは不透明だが、総力戦で臨むアメリカ戦で出場の可能性は十分にあるだろう。「自分の良いところをアピールすること。何分出られるかは分からないですけど、限られた時間の中でもやれることをやりたい」と決意を語った。