日本代表は8日、明日に迫った国際親善試合アメリカ代表戦に向け、最終調整を実施した。メキシコ代表戦から長距離移動を含む中2日で迎える一戦。
森保一監督は「将来を見据えてより多くの選手が世界基準の中でレベルアップしていくことが、チーム全体の底上げになると思っています。できる限り多くの選手にピッチに立ってもらいたい」と明言している。

 アメリカ戦で代表2キャップ目を目指すのが、追加招集となった佐野航大だ。メキシコ戦ではメンバー外という悔しさを味わったが「試合をしっかりと見て、ピッチレベルでの強度や臨場感を味わえたので良かった」と前向きに捉えている。「出場できるチャンスがあったら、自分のできることをしっかりとやってアピールしないといけないですし、チームのために戦って勝ちたい」と意気込んだ。

 佐野がデビューを飾った6月のFIFAワールドカップ26アジア最終予選・インドネシア代表戦、そして先日行われたメキシコ代表戦では、ベース布陣である『3-4-2-1』から後半途中にキャプテン遠藤航がアンカーに入る『3-1-4-2』へと可変した。複数のポジションを高い水準でこなせる佐野だが、自身が「一番やりたいポジション」と語るインサイドハーフが新たに生まれたことは、大きな追い風となる。アメリカ戦でも同様の布陣になるかは不透明だが、総力戦で臨むアメリカ戦で出場の可能性は十分にあるだろう。「自分の良いところをアピールすること。何分出られるかは分からないですけど、限られた時間の中でもやれることをやりたい」と決意を語った。
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