アスレティック・ビルバオは8日、同クラブに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズのメディカルレポートを発表した。

 スペイン代表は7日、FIFAワールドカップ26欧州予選・グループEの第2節でトルコ代表と対戦。
試合はアーセナルに所属するMFミケル・メリーノのハットトリックもあり、“ラ・ロハ”は敵地で6-0と圧勝し、FIFAワールドカップ26欧州予選で開幕2連勝を飾っていた。

 4日に行われた第5節のブルガリア代表戦(○3-0)で71分までプレーしたニコ・ウィリアムズは、同試合に続き、トルコ代表戦でも先発出場。しかしながら同試合の42分、左のそけい部付近を押さえながらピッチに座り込んでいた。プレー続行は不可能となり、バルセロナ所属のFWフェラン・トーレスとの交代でピッチを後にしていた。

 同試合の翌日、アスレティック・ビルバオがニコ・ウィリアムズの状態を報告。8日午後にアスレティック・ビルバオが実施した検査の結果、左内転筋に中程度の損傷があることが確認された。復帰までに要する期間は明かされていないものの、スペインメディア『マルカ』によると、最低でも3週間は離脱することになるという。回復の進行状況次第では、6週間ほどの離脱となる可能性もあるようだ。ニコ・ウィリアムズは昨季終盤、そけい部のケガにより1カ月弱の離脱を強いられており、当時のケガも相まって、今回は慎重な対応が取られると予想されている。

 今夏、バルセロナ移籍の噂もありながら、最終的にアスレティック・ビルバオ残留を決断したニコ・ウィリアムズ。今季はここまで行われたラ・リーガの全3試合にスタメン出場し、アスレティック・ビルバオの3連勝スタートに大きく貢献していた。3週間程度の離脱となると、今後控えるラ・リーガの3~4試合だけでなく、チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節のアーセナル戦も欠場が濃厚。
6週間の場合、復帰は10月の後半まで待たなければならない。

 ラ・リーガで好スタートを切っただけでなく、11年ぶりにCLにも参戦するアスレティック・ビルバオにとって、“エース”の離脱は大きな痛手となりそうだ。


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