瀬古歩夢は6日のメキシコ代表戦で3バックの一角として先発フル出場。ベンチスタートとなったアメリカ戦では後半開始からピッチに立ち、左サイドバックとしてプレーした。「守備の部分に関してはうまく対応できたと思いますが、やっぱり攻撃の部分は難しかった。ああいう風に引かれた時に対して、どう関わったらいいのかっていうのは、正直難しかったです」と振り返った。
FIFAワールドカップ26アジア最終予選で研ぎ澄ませてきた『3-4-2-1』システムで臨んだが、アメリカの激しいプレッシングを受け続け、劣勢の時間帯が続く。1点のビハインドで前半を終えると、瀬古を投入して布陣を4バックに変更する。4バックは右から望月ヘンリー海輝、関根大輝、荒木隼人、そして瀬古歩夢という並びとなった。瀬古にとって左サイドバックは本職ではないポジション。「練習で相手対策としてやっていたんですけど、しっかりやるのはスイスの時(グラスホッパー)に一度やった以来」だという。「守備に関してはしっかりとマンツーマンでハメて、あまりやらせていなかった」と一定の手応えは得たものの、64分に追加点を奪われ敗戦。「勝利できなかったことは残念でした」と悔やんだ。
メキシコ戦のフル出場に加え、アメリカ戦では45分間出場と9月の2連戦では最も長くピッチに立った。