10日(現地時間9日)に日本代表と国際親善試合で対戦したアメリカ代表。FIFAワールドカップ26のホスト国として強化を進める中で苦しい状況が続いていたが、2ー0で勝利。
連敗も「2」で止めた。

 2024年10月に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ監督の下でチーム作りを進めるアメリカだが、2025年3月に行われたCONCACAFネーションズリーグでは準決勝でパナマ代表に敗れると、3位決定戦でもカナダ代表に敗れて4位で終わることに。また、6月から7月にかけて行われたCONCACAFゴールドカップでは決勝でメキシコ代表に敗れ、優勝を逃していた。

 チームの構築をベースに戦い、ワールドカップ本大会に最高のメンバーを送り込むためのメンバー選考に重点を置いているポチェッティーノ監督だったが、ファン・サポーターからは批判の声も集まることに。そのチームを救ったのは、“要塞”とも言われるコロンバスの地だった。

 日本戦が行われた『Lower.comフィールド』があるオハイオ州コロンバス。このコロンバスでは、アメリカ代表が過去14試合を戦っており、その成績は10勝1分け3敗。直近8試合では7勝を記録している街だった。また、ワールドカップ予選も通算11回開催しアメリカは8勝。これは、他のどの都市よりも多く勝利を収めていることとなる。

 日本代表戦には20,192人の観衆が集まり、ワールドカップ出場国の日本代表を相手にしっかりとした試合を見せて勝利。コロンバスでのアメリカ代表の勝率は73.3%になり、改めてアメリカサッカーの“要塞”である所以を示すこととなった。



【動画】アメリカ代表が“要塞”で日本代表に勝利
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