マンチェスター・ユナイテッドの上層部は依然としてルベン・アモリム監督に置いているようだ。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。


 プレミアリーグ第6節が現地時間27日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはブレントフォードと対戦した。20分までにイゴール・チアゴに2ゴールを許すと、26分にベンヤミン・シェシュコの加入後初得点で反撃の狼煙を上げたが、71分に獲得したPKをブルーノ・フェルナンデスが失敗。後半アディショナルタイムにカウンターからマティアス・イェンセンの強烈なミドルシュートでネットを揺らされ、1-3で敗れた。

 アモリム監督就任から約11カ月、未だ不振脱却の糸口が見えてこない。昨シーズンのプレミアリーグを過去最低の15位で終えると、今シーズンもここまで2勝1分3敗と黒星が先行。カラバオカップではEFLリーグ2(4部リーグ)のグリムズビーに敗れるという屈辱を味わった。リーグ戦だけに限って見ると、アモリム監督が指揮した33試合の戦績は9勝7分17敗と大きく負け越している。

 こうした現状にも関わらず、共同オーナーを務めるジム・ラトクリフ氏を筆頭としたクラブ上層部は指揮官交代を検討していない模様。報道によると、ラトクリフ氏らはフルシーズンを戦い抜いた上でアモリム監督の手腕について評価を下すべきと考えており、現体制の継続を支持しているという。アモリム監督もブレントフォード戦後に「私は自分の仕事について心配していない。それは私の決定ではない。ここにいる間は一分一秒、最善を尽くす」と発言している。


 マンチェスター・ユナイテッドは10月4日にプレミアリーグ第7節サンダーランド戦を控えている。上層部からの信頼を失っていないとは言え、本拠地『オールド・トラッフォード』で昇格組を相手に敗れれば、アモリム監督への風当たりはより一層強くなるだろう。


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