アーセナルは現地時間28日に行われたプレミアリーグ第6節でニューカッスルと対戦した。34分にニック・ウォルトメイドに先制点を献上したものの、84分にデクラン・ライスのクロスに途中出場のミケル・メリーノが頭で合わせて同点に。90+6分にはマルティン・ウーデゴーアの右CKからガブリエウ・マガリャンイスが強烈なヘディングシュートを叩き込み、土壇場で2-1の逆転勝利を飾った。
近年のアーセナルは敵地でのニューカッスル戦を大の苦手としており、直近は3連敗中。この試合も主導権を握りながらチャンスを決め切れず、先制を許して攻めあぐねるという嫌な展開となったが、終盤の連続得点により難所『セント・ジェームズ・パーク』を攻略した。劇的な逆転勝利によって勝ち点を「13」まで積み上げたアーセナル。優勝争いのライバルであるリヴァプールが初黒星を喫した中で大きな白星となった。
今シーズンここまでは全公式戦を通じて6勝1分1敗という成績を収めているアーセナルだが、ここ最近は途中出場の選手が結果を残している。アスレティック・ビルバオとのチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第1節ではガブリエウ・マルティネッリが投入から1分も経たぬうちに先制点をもたらすと、同じく途中出場のレアンドロ・トロサールとともに1ゴール1アシストをマークし、揃って勝利の立役者となった。
プレミアリーグ第5節マンチェスター・シティ戦では再びマルティネッリが途中出場から90+3分に値千金の同点ゴールを記録。ポート・ヴェイルとの顔合わせとなったカラバオカップ3回戦でも、トロサールが投入から5分後にダメ押しの3点目をもたらしている。そして、ニューカッスル戦では70分に投入されたメリーノがネットを揺らし、逆転勝利への足がかりを作った。
これで4試合連続で途中出場の選手がゴールを決めたことに。今夏の移籍市場で合計8名の即戦力を獲得したことにより、ベンチにも実力者が揃うアーセナル。アルテタ監督も豊富な選択肢の中から効果的なカードを切ることができているようだ。
【ハイライト動画】アーセナルが終盤の連続得点で逆転! 苦手の“難所”を攻略