結成4年目を迎えたアイドルグループ・僕が見たかった青空(略称:僕青)が11月18日に9枚目シングルをリリースする。3周年のメモリアルとなった前作はメンバー全員歌唱だったが、今作では表題曲やメディア活動をしていく選抜の「青空組」と、定期公演をメインに活動する「雲組」にわかれて活動していく。
青空組に選ばれたのは、過去最少の7人(秋田莉杏、岩本理瑚、金澤亜美、杉浦英恋、須永心海、早﨑すずき、八木仁愛)。雲組は、6名ずつの2チームにわかれてチーム対抗で競い合う新たなシステムが導入。9枚目シングル期間に開催する雲組公演ごとに①会場チケット、②動画配信、③特別審査員評価の合計応援ポイントを集計。2027年1月30日に行う最終対決の「超雲組公演」で勝敗が発表される。
「少しでも楽しく、安心して応援してほしい」
【月華(げっか)】伊藤ゆず、萩原⼼花、長谷川稀未、宮腰友⾥亜、柳堀花怜、吉本此那
長谷川稀未(以下、長谷川):ファンミ自体が2年ぶりで、私たちも「ファンミってどんな感じだっけ」みたいな感覚があったんですけど、自分たちで考えた僕青グッズをプレゼンしたりとか、夜遅くまでグループチャットで話し合って準備してました。
――ほかにも、「僕青イントロクイズ」「被らずに歌いきれ!!」など僕青らしさ全開ではしゃいでましたね(笑)
長谷川:2年前よりもメンバーの仲がより深まってますし、前回のファンミは個人戦みたいな感じだったんですけど、今回はチーム戦になっていて、僕青の仲の良さがより伝わるファンミになったんじゃないかなって思います。
長谷川:卒業するメンバーに関しては、これから一緒にできるのが最後になっていくことも多いので、1個1個をより噛みしめてやってます。今日のファンミで雲組に関しての新しい情報解禁とか、チーム名も初公開だったので名前の由来とかがうまく伝えられるといいなっていう気持ちでステージに立ってました。
――雲組は2チームにわかれて公演を通じて対抗戦を行うという新たな試みも。
長谷川:正直、思うところがありました。最初の案は発表したものと少し違った形だったんです。チーム対抗というのはいいと思うんですけど、やっぱりファンの方が納得してもらえるような方法をメンバーでも話し合って、私たちもいろいろ考えて、雲組単独公演の形を作れるようにスタッフさんと話し合いしました。
長谷川:そうですね。何よりもファンの方が1番大切なので、この活動をする上で。最近の僕青の変化にたいして戸惑いもあるなかで、少しでも楽しく、安心して応援していただける環境を作りたいんです。今までの雲組単独公演は基本的に決めていただいたものを、自分たちで落とし込んでステージで表現する感じだったんですけど、今回は曲順や演出から自分たちで考えて、その思いを伝えて作っていただいています。だから、アイドル自身の目線からファンの方に届けたいものをパフォーマンスに込めた公演になるんじゃないかなって思っています。
思いもしなかった「メインメンバー」という立場
――過去最少の6人での雲組単独公演はどう捉えてますか。長谷川:いやー、最初に聞いたときは、6人でライブやるってどういうこと!?っていう(笑)。私たちだけで300~400人の会場を埋められるのかとか、雲組楽曲も12人ぐらいのフォーメーションだったので、それを6人に落とし込むという大変さとか、いろいろな不安はありました。
長谷川:アイドルになってデビューのときの立ち位置だったり、今までの状況だったりからすると想像もつかないことだし、メインメンバーをやりたいと思うこともおこがましいと思っていたので、めちゃくちゃ驚きました。そういう大切な役割を任せていただけるようになったことは素直にうれしいですし、自分がやってきたことを少しでも評価していただけたのかなって。やっぱり私のファンの皆さんには安心して応援してもらいたいので、頼もしい姿を見せたいですね。雲組の経験もたくさんしてきたので、少しでも頼りになるメンバーの1人として、チームの中で動いていけたらいいなっていうふうに思ってます。
――月華の6人の雰囲気はどうですか。
長谷川:そうですね、結構控えめな感じというか。前に出ていくのが苦手な子が多くて、ちょっと一歩後ろに下がってしまうタイプが多いんですよ。逆に全員がそうなので、バランスはいいのかなって(笑)
――ある意味、統率が取れているのかもしれないと(笑)
長谷川:めっちゃ出ていく子と全然出ていかない子がいるとバランスが偏りますけど、みんなそういう感じなので、そこはもうお互いに背中を叩き合って(笑)
5分で決まったグループ名の発案者は…
長谷川:パフォーマンス力はあるんじゃないかなって思うので、シンプルに、王道に、しっかり魅せる公演にしていきたい。雲組で活動してると落ち込んじゃうというか、ネガティブな気持ちになっちゃうメンバーが多かったんですよ。でも、そういう経験があるから誰かに寄り添ったり、元気を与えたりすることに生きるのかなって思っていて。「月華」には、暗闇の中でも月のように照らせる存在になりたい、そういう意味も込めたんです。これから私たちも新しい状況のなかで、戸惑いや苦しむことがいっぱいあると思うんですけど、真面目に真摯にアイドルと向き合ってファンの人に伝えていきたい。
--B♡BBLEには負けない部分を挙げるとしたら?
長谷川:名前からもちょっと感じていただけるかなと思うんですけど、クールな雰囲気があるのかな。もちろん、可愛い曲もやろうねって話してますけど、そのなかでガラッと空気を変えてライブが締まるようなクールさを、B♡BBLE以上に見せていけたらいいなと思ってます。
長谷川:そうですね、満場一致でした。一応みんな、いろいろ候補は考えてきていたんですけど、5分ぐらいですんなり決まりました。これ、いいじゃん!って(笑)
--ちなみに、誰の案?
長谷川:吉本此那ちゃん。選抜発表のときに「大人っぽくて綺麗系なんじゃない?」と言っていて、提案してくれました。けど、いざ決まったあとに「これ考えたのココナってバレたらどうしよう!」と恥ずかしがってました。もう言っちゃったけど(笑)
過程にネガティブがあっても最終的にはポジティブに
【B♡BBLE(バブル)】⻘⽊宙帆、安納蒼⾐、今井優希、塩釜菜那、⻄森杏弥、⼋重樫美伊咲
安納蒼衣(以下、安納):すごく楽しかったです! 最近の僕青のライブはMCが少なめだったので、こういうわちゃわちゃとした雰囲気で企画ができて、素敵な日になりました。
――いろいろな発表ごとがあって、初めてファンの前に出るイベントということで緊張はしませんでした?
安納:この短期間に変わったことが多すぎてよくわからない感覚のまま出ている感じもあるんですけど、今日は楽しみのほうが大きかったです。ファンミが開催されたこの場所にも7枚目シングルの雲組公演で何度もステージ立ってるんで、その安心感もありました。大きいお知らせがあったとしても、それも受け入れてくれてるんだろうなっていう。
安納:発表された時は何が何だかわからないというか、初めての経験じゃないですか。2つの雲組でどう定期公演をやっていくのかもわからなかったけど、メインメンバーとして9枚目シングルを盛り上げるために頑張りますっていう言葉しか言えなくて。
――選抜発表後のブログには、少し気持ちの整理がついて雲組のメインメンバーとしての強い決意を書かれていましたね。
安納:ファンの皆さんに向けて発信する言葉っていうのは、基本的にはポジティブでありたいんですよ。そこに至るまでの過程でネガティブ思考になることは絶対にあるんですけど、最終的にポジティブに持っていけるなら、どんなネガティブであってもいいのかなって私は思ってるので。そういう感情を積み重ねて、新しい雲組単独公演ができたらいいなと思ってます。
安納:頑張りたいって思ってるんですけど、まだ本格的なレッスンが始まってなくて。 それが少しだけ不安ですよね……。今まで雲組でやってた曲を6人編成の歌割りや立ち位置をイチから覚えないといけない。
――7枚目シングルのときも青空組から始めて雲組に移動してきて、公演に向けて楽曲を短時間で覚えなきゃいけなかった大変さを知っているから。
安納:そうですね。あのときは、私がやらないといけないっていうつらさがありました。今回の雲組だと、(西森)杏弥ちゃん、(柳堀)花怜、(吉本)此那が初めての雲組を経験するメンバーなので支えていけたらいいなって。
「チーム対抗にする意味をちゃんと知りたい」と直訴
――選抜発表のときは雲組2チームの名前が決まっていませんでしたが、ファンミで発表されました。「B♡BBLE」と命名した経緯は?安納:6人で会議をしたときに決めました。それまでいろいろ案はあがったんですよ。お花の名前にしようっていう流れもあったんですけど、幼稚園児のクラスみたいになるからやめようとか(笑)。そのなかで、私たちの思いを一番表わしてくれていると思って、「B♡BBLE」になりました。
安納:ハートマークが入ってるのもポイントです! パッと文字で見たときにどんなチームなのかがわかるような名前にしたいっていうのもあったので。もう一つの雲組の「月華」との対比にもなるし、シャボン玉は光の当たりの角度によって輝き方が変わってくるので、そういう個性を出したいねって意見がまとまりました。
――そして、今回の雲組公演はその2チームで対抗する形になりました。
安納:正直に言うと平和主義なので、私はできるだけ競いたくないなぁと(苦笑)。マネージャーさんにも連絡して、「チーム対抗にする意味をちゃんと知りたいです」って伝えたんですよ。私は雲組を経験したのは7枚目シングルの期間だけですけど、雲組公演の一番の魅力は、メンバーやファンの方の熱量が重なって一緒に盛り上げようとする団結力だと思うから。それがなくなってしまうじゃないか?という不安がありました。
――話し合いを経て、対決の意味は飲み込めたんですか。
安納:始まっていないので整理できていない部分はあるんですけど、僕青がもっとステップアップするためには現状から何か変えていかないといけないし、注目してもらうにはインパクトも大事ですよね。総合的に考えたら、2つの雲組がお互いに高め合って成長できたら、パフォーマンス力も上がってファンの方の熱量もさらに高まるし、僕青の土台の底上げにつながっていく。そうなれたら、未来の僕青が楽しみになる期間になるんじゃないかなって今は捉えてます。月華の公演を観に行くのも楽しみですし、7枚目期間のときに雲組公演をメンバーが見に来てくれて嬉しかったから、「B♡BBLE」公演でも全員にファンサしたいと思います(笑)
「悔いがないように二人とアイドルしたい」
――雲組にいながら、雲組公演を見ることは初めてですもんね。安納:僕青のことなので、メンバー同士がバチバチするってことは多分ないんですよ。今回の狙い的には、バチバチしてほしいのかもしれないんですけど(笑)
安納:切磋琢磨してやっていきたいです。
――西森杏弥さんと宮腰友里亜さんが9枚目シングルを持って卒業することを発表しています。ブログには「大切なお姉ちゃんのような存在」と書かれていました。二人への想いをあらためて聞かせてください。
安納:ずっと一緒にいるので、まだ実感がないのが正直なところです。私は卒業発表する前に知っていた身というか、聞く覚悟もできていたっていうのもあったから。なので卒業してからが怖いです。二人がいなくなってから気づきそう、寂しさに。
――卒業までに二人としたいことも書いていましたね。
安納:そうですね。やっぱり悔いがないように二人とアイドルしたいなと思ってるので。
安納:毎シングル終わった時に、頑張ったとか、成長できたって自分で実感できる期間にしたいなと思っています。雲組は成長をすごく感じやすい場所なんですよ。ありがたいことに。ライブ回数も多くて、ファンの皆さんとの距離も近くてたくさん感想もいただけるし。今回は新しい形になるので、もっと実感できるんじゃないかなって自分に期待して頑張りたいですね。
2023年6月15日に結成したアイドルグループ「僕が見たかった青空」(通称「僕青」)。結成3周年を迎えるタイミングで、11月18日に9thシングルをリリース予定。また、「雲組~B♡BBLE~公演」および「雲組-月華-公演」の第1回戦の開催が決定。「雲組~B♡BBLE~公演」は10月11日にSHIBUYA PLEASURE PLEASURE、「雲組-月華-公演」は10月13日にI’M A SHOWで開催を予定している。最新情報は公式HPをチェック
<取材・文/吉岡 俊、撮影/山川修一(扶桑社)>
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