◆第20回ヴィクトリアマイル・G1(5月18日、東京競馬場・芝1600メートル)追い切り=5月14日、栗東トレセン
前哨戦の阪神牝馬Sを格上挑戦で制したサフィラ(牝4歳、栗東・池添学厩舎、父ハーツクライ)は坂路を単走。55秒1―12秒6で余裕たっぷりに駆けた。
古馬となって、特に馬体の成長が著しい。馬体重が増えたことに加え、腹袋が昨年に比べてどっしりとして重厚感が増した。完成はまだ先だが、後肢の筋肉も徐々につきはじめている。「馬体の成長に伴って、調教の負荷をあまり気にせずかけられるように。それが近走の成績につながっているんじゃないかなと思います」とトレーナーは充実ぶりを評価する。
前走は逃げ馬の後ろでじっと脚をため、直線での外からの猛追を鼻差でしのいで重賞初制覇。9番人気の伏兵評価を覆した。「前走もポテンシャルに関しては絶対に通用すると思っての出走だった。今回も相手はまた強くなるが、本当に通用すると思って東京に連れて行きます」と指揮官。