◆東都大学野球2部春季リーグ戦第4週第2日▽立正大6―1東農大(15日・大田スタジアム)
立正大が東農大に連勝し、勝ち点2を獲得。1回戦に続き2ケタ安打の猛攻で、相手投手を打ち崩した。
球場が騒然とした。カウント1ボールからの2球目。「感触がよかった」。内角ストレートを振り抜いた打球は左翼スタンドを越え、場外へと消えた。ダメ押しとなる6点目。勝利を決定的にした。
全国屈指の強豪・横浜で主将を務めた大型スラッガー。4月29日の専大戦で大学初となる本塁打を放ち、これで2本目となるが「先輩方が点数を取ってくれたなかでの本塁打。プレッシャーのないなかで打てただけ」と慢心はない。さらに捕手は守備が第一と分析し、「守れる捕手のなかで打てる捕手を目指したい」と目を輝かせた。
立正大はこれで勝ち点2。最終週の第5週には駒大との対戦を控える。展開次第では勝ち点3で優勝の可能性もある混戦の東都2部。2連勝の流れに乗り、1部への切符をつかむ。(北村 優衣)