◆米大リーグ ドジャース―アスレチックス(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・佐々木朗希投手(23)が15日(日本時間16日)、IL入り後初めて試合前練習中にグラウンドに姿を見せた。グラブを持って外野に向かうと、打撃練習のボール拾い。
精密検査で骨や筋肉への異常は見つからず、軽症である見込みだが、慎重に復帰を目指す方針で、復帰時期は未定で当面はノースロー。前日14日(同15日)に取材に応じた朗希は「しっかりもらった時間で完治させて、パフォーマンスを上げて戻れるように頑張りたい」と話していた。
フリードマン編成部長は朗希の状態について「明らかに肩の状態がここ数週間、彼を悩ませていた。幸いにも画像診断で何が問題かがわかったが、それは重大なものではなかった。我々は彼を強化するべく、彼とともにリハビリし、健康な状態に戻し、彼がワールドシリーズ制覇に貢献できるようにする。我々は彼の右腕には将来のサイ・ヤング賞の受賞がかかっていると強く信じているので、彼が健康で強靱(きょうじん)であることがそれを成し遂げるための最善策だと考えている。我々は彼が世界で最高の投手の一人になると非常に強く信じている」と説明した。
朗希はロッテ在籍時代の昨年5、6月にも同箇所を痛めたことを明かしていたが、フリードマン編成部長も理解していたといい「大きな問題ではない。大きな問題とは大手術が必要で、回復に1年から1年半かかるようなもの。今回のケースで我々にとって重要なことは彼の強化を行うことと、炎症を抑えることだ。