◆JERAセ・リーグ 阪神2―4広島(16日・甲子園)

 広島が今季3度目の4連勝で、4月24日以来の首位に立った。同25日からの7連敗で一時は4位まで落ちたが、その後は9勝2敗で帳消し。

貯金も今季最多タイの5に回復した。9回2死二塁で、モンテロが決勝の中前適時打。阪神の外野は極端な前進守備だったが、代走の大盛が間一髪で本塁セーフとなった。右足首の故障から復帰後初スタメンの秋山は初回先頭打者本塁打など3安打を放った。

 以下は試合後の新井貴浩監督の主な一問一答

―モンテロの決勝打

「大盛も、よく走ったし、赤松(三塁ベースコーチ)が、よく回したよね。本当に走塁だったね。大盛もだし、赤松も」

―追いつかれたが

「そうやね。9回は末(末包)がよく先頭で追い込まれながら、粘って粘って四球を取ってくれた。大きかったよね」

―モンテロの打撃は

「凡打の内容もすごくいいし、徐々にではあるけど、いい反応をしてくれているなと思います」

―守備も落ち着いている

「守り、上手だからね。元々サードもやっていたし。しっかり守備もできる選手なので、本当にこれから楽しみですね」

―8回にハーン、9回に栗林。両投手の起用法は

「(8回は)左打者が続くこともあったし。

『相手打者とか、流れとか、そういうの見ながら8、9回はやっていくよ』と彼らには伝えてあるので。ハーンも栗林もナイスピッチング」

―秋山も大活躍

「浜風が吹いてたからね。すごい音がしたよね。左バッターが、あそこにね、浜風が吹いている中で。本当にすごいホームランだと思う。金本先輩のような打球でしたね」

―1番での起用は

「村上に対して、去年もいい反応をしてたのもあったしね」

―若手とも競争か

「そこもまた、明日のスタメンも考えたいと思うけど。(中村)奨成とか若い選手が頑張っているのでね。ベテランも含め、まだまだ負けないぞという気持ちになっていると思う。いいチーム内でのいい競争、いい刺激になっている」

―首位に立った

「まだ何試合目よ? やめてもらえるかな」

―順位も貯金も大型連敗の前に戻した

「故障してた選手が、坂倉にしても、秋山もモンテロも戻ってきてくれて。そこで若い選手と刺激し合って。少しずつではあるけど、チームに力がついてきてるなっていうのは感じます。まだまだこれからだけどね」

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