左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折し手術を受けた巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(19)が17日、負傷後初のシート打撃に臨んだ。育成2年目左腕・千葉と3打席対戦し、安打性の当たりも見せ「そんなに違和感なくできた。

(負傷から)2か月かかったけど焦らずやってこられてよかった」と振り返った。

 力強いスイングを繰り返した。雨天によりG球場の室内練習場で、カウント1―1想定で臨んだ。1打席目はストレートの四球。2打席目は直球を右前方向へ。3打席目は中飛に倒れた。

 3月13日に手術。「最初は本当にどうなるのかなと」。手を激しく動かせず、走れない状態からのスタートで落ち込むこともあった。動けるようになってからはコーチ陣にスローイングなどの助言を受け勉強。2軍で調整中の長野や坂本らベテランと一緒に練習する機会もあり「すごくいい時間になった」と感謝した。

 この日は3軍全体練習に参加し、マシン打撃やキャッチボールなどフルメニューを消化。

順調にいけば、20日の3軍ホンダ戦(G球場)で実戦復帰する予定。「この2か月間やってきたことが生かせれば」。けがを無駄にせず成長を見せる。(臼井 恭香)

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