◆JERAセ・リーグ 阪神3―1広島(18日・甲子園)

 阪神のドラフト1位・伊原陵人投手(24)が6回を4安打1失点と好投し、自身2連勝で3勝目をマークした。1点ビハインドの6回2死三塁で「(右)足を上げた時点でランナーが見えた」と三塁走者・中村奨の本盗を冷静に防ぎ、アウトに。

直後に中野と森下の連続適時打で白星が転がり込んできた。右翼守備でも救ってくれたのが、同学年の3番打者。「いつも本当にいいところで打ってくれるし頼れる」と最敬礼だ。

 開幕からリリーフを含む11試合の登板で3勝1敗、防御率1・45。藤川監督は「立ち上がり珍しくボールが少し暴れていたけど、すぐにスタイルを取り戻すところはさすが。先発としてイニングを重ねてきて慣れてきた」と成長に目を細めた。目標の新人王に向かって突き進む即戦力左腕は「初回から全力で抑えにいく。とにかく長いイニングを投げようと思わず、一人一人と対戦したい」と気合十分だ。(中野 雄太)

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