女優の今田美桜が主演を務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・前8時)は19日に、第36話が放送された。その内容は…。

(以下、ネタバレがあります。ご注意ください)

 のぶ(今田美桜)が母校の御免与尋常小学校の教師になって1年半。のぶは生徒たちに愛国の心を教え込んでいた。校長の古山(中尾隆聖)は、のぶの指導を褒めた後に「本当なら君も、そろそろ嫁に行き、お国のために元気なおのこ(男)を成したいやろうにのう…」とつぶやく。政府が「結婚十訓」を発表したこともあり、古山は「君も、今年二十歳や。結婚して強い子を成すのも、女性としてご奉納である。まあ、その時は遠慮のう相談してくれたまえ」と結婚と出産を勧めた。

 別のシーンでは、のぶが帰宅すると、家の前に婦人会の女性3人が。その一人は、のぶの身体をベタベタ触りながら「やっぱりウワサ通りの健康そうで、しっかりとしたお嬢さんやなぁ~。ね?皆さん」とご満悦。のぶに縁談を持ってきたという。「お国が出したあれ(結婚十訓)、当然ご存じやろ?」。

3人で復唱し始め、その女性は「何よりも、産めよ、育てよ、国のため!ンハハハハ」とのぶに伝えた。

 ネットは「今日はとんでもないセクハラ回ですねw」「今朝の朝ドラあんぱんは、最初っから軍国主義バンザイ調、及び校長のストレートなセクハラで、現代人の私にとってはのっけから最悪描写でした」「今日の『あんぱん』出てくるセリフがセクハラだらけできっつい…」「今日はセクハラ三昧な回だわね…タチの悪さは婦人会の方が上かな…羽多子さんの渋い顔が若干の救いか…」と嫌悪感。また「時代だなぁ…今だともう完全にセクハラのそれもんな」「令和では許されないセクハラ」「はよ結婚して子供産めとか令和ではセクハラで大問題」「近所のおばちゃんらさ、身体丈夫で子沢山になりそうとかセクハラやん。嫌な時代やな」などの感想が寄せられた。

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