弁護士でもある芸人が、深夜のバラエティー番組らしからぬ鋭い弁舌をふるった。
18日深夜放送のテレビ朝日系「見取り図じゃん」(月曜・深夜0時10分)では、「リアル水掛け論」として2組に分かれて議論する企画を放送。
「仕事はギャラで力の入れ方変えてイイorダメ」のテーマでディベートを展開。「変えてイイ派」のこたけは、同じ意見になった「コロコロチキチキペッパーズ」のナダルが突っ込まれ苦しくなると、すかさず「ナダルさんはクライアントのために手を抜いてるんですよ」と擁護。同じジャンルの番組でギャラに差があるのであれば、低額な番組で頑張ってしまったら高額の番組に申し訳ないとの持論を展開した。
さらにギャラが安くて手抜き仕事しかしなければ仕事が減っていく、との指摘には「これを続けていれば、10払ってでもナダルさんに出てほしいっていう人だけが残るんです」と切り返した。
弁護士らしい見事な論理展開に、別室で見守っていた「見取り図」のリリーは「うわ、リアルやな。バラエティーのディベートじゃない」と感心していた。
しかし結果は「ギャラで変えてはダメ」派の勝利。こたけは「ナダルさん責められすぎて被告人に見えてきた」といい、弁護しきれなかったことを笑いに変えていた。