◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、6点を追う6回1死走者なしの3打席目に、3試合ぶりの本塁打となる17号ソロを放った。シュワバー(フィリーズ)が16号を放って並ばれていたが、再びMLB全体の単独トップに立った。

 二ゴロ、中直と2打席連続凡退で迎えた6回1死走者なしの3打席目。3連敗中のチームが序盤に失点を重ねて1―7とリードを許した中で、先発右腕・ファットの外角84マイル(約135キロ)スイーパーを左翼席に運んだ。打球速度は107・4マイル(約172・8キロ)、飛距離389フィート(約119メートル)、打球角度28度だった。

 量産体制に入っている。大谷は14日(同15日)の本拠地・アスレチックス戦で13号先頭打者本塁打を放つと、自身のボブルヘッド人形が来場者に配布された15日(同16日)の同カードでは2打席連続弾。16日(同17日)の古巣・エンゼルス戦でも3試合連続弾となる16号ソロを放って本塁打ランキングでMLB全体トップに立った。その後は2試合連続で本塁打は出なかったが、直近6戦5発と調子を下げることはなかった。

 5月は17試合目で早くも10発目。5月の月間本塁打数では23年の8本を上回って、この試合を含めて11試合を残しながら自己最多を更新している。月間10本塁打以上は21年6月(13本)、23年6月(15本)、24年6月(12本)、同8月(12本)、同9月(10本)に次いで6度目。15日(同16日)の試合後には「1打席1打席、自分のいい打席を送れればいいんじゃないかなと思っている。それは最初から今日まで変わっていない。

いい打席のクオリティーを少しでも上げながら終盤に、もっともっといい状態に突入できればなと思っています」と口にしていた。

 レギュラーシーズン48試合目での17号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、57・4発ペースとなり、自己最多で2年連続の本塁打王となった昨季の54発を上回り、60発にも届くペースになってきた。

 ◆大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)

 ▽18年 22本

 ▽19年 18本

 ▽20年  7本

 ▽21年 46本

 ▽22年 34本

 ▽23年 44本★

 ▽24年 54本★

 ▽25年 17本

 ◆5月の年別本塁打数

 ▽18年 2本

 ▽19年 3本

 ▽20年 0本(試合なし)

 ▽21年 7本

 ▽22年 7本

 ▽23年 8本

 ▽24年 7本

 ▽25年 10本

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