◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3打席目に17号ソロを放って迎えた6点を追う8回1死走者なしの4打席目は元ヤクルト右腕のマクガフと対戦し、二ゴロに倒れて15日(同16日)の本拠地・アスレチックス戦以来今季2度目となる2打席連続弾はならなかった。

 ダイヤモンドバックスの先発は、ブランドン・ファット投手(26)。

両リーグ最多タイの6勝(3敗)を挙げている右腕だ。試合前の時点で大谷は通算9打数2安打1打点で本塁打はなし。8日(同9日)に敵地で対戦した際には中直、左飛、二ゴロの3打数無安打に抑え込まれた。

 1回表に中堅手の金慧成(キム・ヘソン)が打球を見失うミスもあって2失点。5試合連続の初回失点となった。大谷の初回先頭の1打席目はフルカウントから二ゴロ。遊撃手がほぼ二塁後方、三塁手が遊撃手の定位置付近を守る極端なシフトを敷いていた。

 ドジャースは3回に2番手のナックがグリエル、モレノと2発の2ランを浴びて3回終了時点で0―7。大量リードを許して重苦しい空気が流れた。4回先頭の2打席目はライナー性の打球をはじき返したが、中堅手正面の中直に倒れた。

 それでも1―7で6点を追う6回1死走者なしの3打席目。ファットの外角84マイル(約135キロ)スイーパーを左翼席に運んだ。

チームが1―7とリードを許す中での17号ソロの打球速度は107・4マイル(約172・8キロ)、飛距離389フィート(約119メートル)、打球角度28度だった。ベッツも2打席連続ソロで続いて4点差に迫った。

 16日(同17日)の本拠地・エンゼルス戦までは今季初の3試合連続本塁打を放ち、16発でMLB単独トップに立った大谷。17日(同18日)は6打数無安打に終わったが、18日(同19日)は、花巻東高の3学年先輩の菊池雄星投手(33)から2安打を放つなど5打数3安打1打点で8試合ぶりに“猛打賞”をマークした。一方でチームは今季初の同一カード3連戦3連敗。この日からは勝率5割を超える強敵との戦いが9カード連続で続くとあって、前半戦の山場を迎えることになる。

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