◆米大リーグ ドジャース5―9ダイヤモンドバックス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でフル出場し、17号ソロを放つなど4打数1安打1打点に終わり、チームは敗れて昨年7月7~11日(同8~12日)以来、今季初で313日ぶりの4連敗となった。

 チームが苦しい状況の中でも5月では自己最多となる月間10発目となる17号ソロを放って意地を見せた。

だが、中堅手の金慧成(キム・ヘソン)が打球を見失って適時二塁打となるなど守備にミスが出ての4連敗にロバーツ監督は「攻撃はうまくいっていると思う」と前を向いていた。

 大谷は、過去9打数2安打1打点で本塁打はなしで、8日(同9日)に3打数無安打に抑え込まれた先発右腕・ファットと対戦した初回先頭の1打席目は二ゴロ、2打席目は中直に倒れた。チームも1―7と6点のリードを許す中で迎えた6回1死走者なしの3打席目に、3試合ぶりの本塁打となる17号ソロを放った。外角84マイル(約135キロ)スイーパーを捉えて左翼席に運び、打球速度は107・4マイル(約172・8キロ)、飛距離389フィート(約119メートル)、打球角度28度だった。8回の4打席目は元ヤクルトの右腕・マクガフと対戦したが、二ゴロに打ち取られた。

 5月は17試合目で早くも10発目。5月の月間本塁打数では23年の8本を上回って、10試合を残しながら自己最多を更新している。月間10本塁打以上は21年6月(13本)、23年6月(15本)、24年6月(12本)、同8月(12本)、同9月(10本)に次いで6度目。48試合目での17号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、57・4発ペースとなり、自己最多で2年連続の本塁打王となった昨季の54発を上回り、60発にも届くペースになってきた。

 

 ◆大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)

 ▽18年 22本

 ▽19年 18本

 ▽20年  7本

 ▽21年 46本

 ▽22年 34本

 ▽23年 44本★

 ▽24年 54本★

 ▽25年 17本

 ◆5月の年別本塁打数

 ▽18年 2本

 ▽19年 3本

 ▽20年 0本(試合なし)

 ▽21年 7本

 ▽22年 7本

 ▽23年 8本

 ▽24年 7本

 ▽25年 10本

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