◆JERAセ・リーグ DeNA10―2中日(20日・横浜スタジアム)

 中日は、投手陣が4回までに9失点と崩れて大敗。連勝を逃した。

 21年4月20日以来となる横浜のマウンドに上がった大野は、初回に2番・牧の左翼への7号ソロで先制点を許した。2回には、先頭を四球で出塁させると、宮崎の左前打で無死一、二塁。山本の左前適時打でさらに1点を失った。リズムに乗れず、この日2つめの四球で、1死満塁とピンチを広げると、続く桑原の痛烈な投手への内野安打で、さらに2点を奪われた。悪い流れを止められず、1死一、三塁で降板した左腕は、「早い回で降板してしまい、チームに申し訳ない。自分のピッチングをもう一度、見直したい」と肩を落とした。

 2番手には、この日までに3試合で防御率0・00と好投していた根尾を送ったが、オースティンと宮崎の2発を含む5安打5失点。3番手・梅野も6回に1点を失い、投手陣がそろって崩れた。

 打線は、初回から三塁に走者を進めるなど、チャンスをつくりながらも、5回まで無得点。0―9の6回2死一、二塁から、ボスラーの右前適時打で1点を奪い、7回は3年目・浜のプロ初安打となる適時打でさらに1点を追加したが、序盤の失点が重く響いた。チームはカード頭を落とし、借金は今季ワーストタイの4となった。

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