かつて楽天でプレーし、メジャー通算434本塁打を放ったアンドリュー・ジョーンズ氏(48)が、来年3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でオランダ代表の監督を務めると20日(日本時間21日)、MLB公式サイトなど複数の海外メディアが報じた。
ジョーンズ氏は1996年に19歳でメジャーデビューして、翌97年からレギュラーに定着。
13年には楽天に加入して、26本塁打、94打点、打率2割4分3厘で日本一に貢献。14年もプレーして138試合に出場したが退団となり、そのまま事実上の現役引退となった。メジャーでは通算2196試合に出場して434本塁DF亜、1289打点、打率2割5分4厘、152盗塁で、オールスターにも5度選出された。日本では2年間で281試合に出場して50本塁打、165打点、打率2割3分2厘だった。背番号「25」は、1996~2007年にプレーしたブレーブスの永久欠番にもなっている。
オランダ領キュラソー島出身とあって、現役時代からオランダ代表でもプレーしてきた“AJ”。WBCも06年の第1回大会、13年の第3回大会に出場。15年にはプレミア12にも出場した。17年の第4回大会ではオランダ代表のコーチを務め、次回大会では監督に就任することになった。
日本は1次ラウンドC組でオーストラリア、韓国、チェコ、台湾と同組だが、オランダはベネズエラ、ドミニカ共和国、イスラエル、ニカラグアと同じD組。
かつてはジョーンズ監督と同じキュラソー島出身のバレンティン(元ヤクルト)もオランダ代表でプレー。現メジャーリーガーでは内野手のボガーツ(パドレス)、外野手のプロファー(ブレーブス)らの出場が期待される。侍ジャパンは今年3月に強化試合を行い、5―0、9―0で2連勝した。