演劇界の優れた業績を表彰する第50回菊田一夫演劇賞の授賞式が21日、都内で行われ、舞台「オーランド」「ファンレター」を演出した栗山民也氏が大賞を受賞した。
女優・宮沢りえが主演を務めた「オーランド」は、360年生きた詩人の半生を描いた。
栗山氏は、壇上で「とてもうれしいです。心から感謝いたします」と一礼。受賞作となった両作品について「世界のあり方を問い続けた作品で、ひとつひとつの言葉に勇気をもらいました」と思いを語った。
演劇賞は、長澤まさみ、明日海りお、甲斐翔真、演出家・上田一豪氏が受賞。菊田一夫演劇賞特別賞には、伊東四朗、林与一が選ばれた。