NHKの稲葉延雄会長が21日、東京・渋谷の同局で定例会見に出席。4月上旬の人間ドッグで、肺がんが見つかったことを明かした。
病状は初期のもので、主治医からは「しっかり治療をすれば、会長職の業務を続けていく体に戻ります」と伝えられたという。
稲葉会長は、抗がん剤治療と手術を行うとして、その際も治療を続けながら、会長職に就くとした。抗がん剤を使用するため、「見た目が変わるかもしれませんが、早期発見ということで回復できるということで過剰にならないで頂きたい」と話した。
自身の健康状態を公にすることに迷いもあったが、「説明責任を果たすことを信条としていたので、自分の健康状態も隠すことなく、ご報告すべきだと思いました」と述べた。