◆イースタン・リーグ ロッテ0―8巨人(28日・ロッテ)

 巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手が2軍公式戦で初めて先発出場。公式戦初安打を含むマルチ安打をマークした。

 「1番・遊撃」でスタメンに名を連ねた。1番は少年野球のとき以来。はじめは驚いたというが、いつも通り落ち着いて打席へ。初回の第1打席でカウント2―2から相手先発・中村亮が投じた5球目、内角寄りのフォークをバットを折りながら中前に運んだ。「チームで1巡目から点が取れていないことが課題だった。1番を任せてもらって、なんとか勢いをつけられるように打席に立った。バットを折りながらでも塁に出られたのはよかった」と振り返った。

 第2打席は2回1死一塁。カウント1―2と追い込まれたが「ランナーが一塁だったので、狙っていました」と外角の直球を右前へ運んだ。

 石塚は3月9日の2軍・阪神戦(Gタウン)の打席で、ファウルを打った際に左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。今月20日の楽天戦(森林どり泉)で代打で出場し公式戦デビュー。試合前まで途中出場で4試合に出場し4打席に立ち、3打数無安打だった。

この日は3打席に立ち3打数2安打で通算6打数2安打となった。

編集部おすすめ