◆東京六大学野球春季リーグ戦最終週第2日▽慶大―早大(1日・神宮)

 早大の前田健伸一塁手(4年=大阪桐蔭)が1-1で迎えた3回2死満塁、バックスクリーンへグランドスラムを放ち、リードを4点に広げた。

 フルカウントからの7球目、142キロストレートをフルスイング。

打球は大きな弧を描き、バックスクリーンに着弾した。超満員の歓声と悲鳴をBGMにダイヤモンドを一周。一塁側の早大ベンチに戻ると、小宮山悟監督(59)と熱く固いハグを交わした。

 早大はこの2回戦で連勝すれば、勝ち点と勝率で明大に並び、3日に両校の優勝決定戦が行われる。慶大が勝てば、明大の4季ぶり44度目の優勝が決まる。

編集部おすすめ