◆米大リーグ ガーディアンズ7―4ドジャース(28日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャースのクレイトン・カーショー投手(37)が28日(日本時間29日)、敵地・ガーディアンズ戦に先発し、5回74球を投げ、6安打1失点、3奪三振の粘投を見せて、通算213勝目で今季初勝利となる権利を持って降板したが、8回に3番手左腕・スコットの乱調などで逆転されて白星は消えていった。

 初回は1死からマルティネスに左翼線への二塁打を許すと、ラミレスに左前適時打を浴びてあっさりと先取点を献上したカーショー。

2回は先頭に二塁打を浴びながら後続を抑え、3回も1死からの連打で一、三塁となったが、アリアスを遊ゴロ併殺打に打ち取った。スミス、パヘスの連続適時打で逆転して1点をリードした4回は3者凡退。5回も1死一塁からマルティネスを右飛、ラミレスを空振り三振で抑えた。

 カーショーは「初回はとても荒れていた。メカニックなど色んなことと戦っているが、なんとか5回までは投げられた。フィジカル的にはとてもいいので、感覚を取り戻していきたい」と振り返って前を向いていた。

 昨年シーズン終了後に左膝などの手術を受けた左腕は、開幕を負傷者リスト(IL)で迎え、この日が3試合目の登板だった。ここまで0勝0敗で、防御率4・91。ロバーツ監督は「ダメージを最小限にして5回を投げてくれた。(勝てなかったが)チームを勝利に導く投球をしてくれたし、彼の次のステップに進んだと思う」と評価していた。

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