◆米大リーグ ガーディアンズ7―4ドジャース(28日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地・ガーディアンズ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、3打数無安打、1四球で自身初の4試合連続本塁打はならなかった。ドジャースは2点リードの8回に5点を失って逆転され、カーショーの今季初勝利、チームの3連勝はならなかった。

 3戦連続本塁打を放って迎えた3連戦最終戦だったが、大谷は初回先頭の1打席目に3球で空振り三振に倒れると、3回の2打席目も捉えきれない二ゴロ。3打席目は前日27日(同28日)の20号のように左翼へ高々上がったが、あとひと伸び足りず左飛に倒れ、7回2死三塁の4打席目は実質的に勝負を避けられたような四球だった。

 ドジャースはあす29日(同30日)は試合がなく休養日。30日(同31日)からは本拠地でヤンキース3連戦が組まれている。昨年のワールドシリーズ以来の対戦。今季のレギュラーシーズンでは唯一の対戦で、注目のカードとなる。昨季のワールドシリーズは4勝1敗でドジャースが制したが、大谷は第2戦で二盗を試みて左肩を脱臼。強行出場を続けたが、19打数2安打の打率1割5厘と沈黙し、ジャッジも5戦1本塁打のみで、第5戦では5点差の逆転負けのきっかけになる落球も犯し、本来主役になるはずの2人は目立った活躍がなかった。

 ここまで大谷が20本塁打で、ジャッジも18本塁打。「ドジャースVSヤンキース」というカードはもちろんのこと、「大谷VSジャッジ」の対決にも注目が集まりそうだ。

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