◆米大リーグ カブス2―1ロッキーズ(28日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)

 カブス・鈴木誠也外野手が28日(日本時間29日)、本拠地・ロッキーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、2試合連続の先制打を放つなど3打数1安打1打点の活躍で、両リーグ通じて単独トップの今季51打点となった。9試合連続安打と打撃は好調。

チームは4連勝で貯金を14とした。

 初回1死一塁で迎えた第1打席は、カウント1―2から先発右腕ゴードンの85・6マイル(約137・8キロ)の甘く入ったスライダーを完璧に捉えると、打球速度111・7マイル(約179・8キロ)の弾丸ライナーが中堅フェンスに直撃。先制の適時二塁打で今季通算51打点目を挙げた。

 前日27日(同28日)の同ロッキーズ戦では「3番・DH」で先発出場し、3回に先制の左前適時打を放ち、今季メジャー最速で50打点に到達。チーム56試合目で51打点は、昨季のドジャース・大谷が記録した130打点のメジャー日本人歴代最多打点を上回る147打点ペースだ。自己最高の23年の74打点を大幅に上回る勢いを見せている。

 日本人選手のシーズン100打点以上は、過去に松井秀喜と、大谷の2人しか記録しておらず、史上3人目の快挙に向けて視界は良好だ。

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