◆パ・リーグ 西武3―6楽天(29日・ベルーナドーム)

 西武は“0・5の壁”をまたも越えられなかった。試合前時点で首位・日本ハムとのゲーム差は今季3度目の0・5。

勝てば勝率差で2位のままながら、ゲーム差なしに最接近するはずだったが逆転負けを喫し、1差3位に後退した。先発・武内が4回に突如崩れ、2死二塁から「悔いが残る投げミス」でフランコに2号2ランを献上。「うまく切り替えられなかった」と同点とされ迎えた6回1死二、三塁から村林に左翼線に勝ち越しの2点二塁打を浴びた。

 最初に0・5差まで接近し迎えた5月21日は試合がなく、日本ハムが勝ったため1差に後退。再接近した27日・楽天戦(前橋)では同点の8回1死二、三塁で2番手・ウィンゲンターの痛恨の暴投で逆転負けし1・5差とされた。西口監督は「まだ気にしない。まずは交流戦までにどういう順位につけてるか。残りの2試合が大事になってくる」。3位とはいえ、まだ1差。新庄ハムに離されず追走していく。(大中 彩未)

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