◆米大リーグ ガーディアンズ7―4ドジャース(28日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)は敵地・ガーディアンズ戦に「1番・DH」でフル出場し、3打数無安打で自身初の4試合連続本塁打を逃した。

 2―1で迎えた5回2死の3打席目。

大谷は外角球を逆方向にはじき返した。前日(27日)の20号と同じような飛球だったが、フェンスまでは10メートルほど届かず左飛。3打数無安打に終わり、自身初となる4試合連続本塁打はならなかった。

 直近15試合で大谷の無安打は5度あったが、チームは1勝4敗。この日も救援陣が粘れず、8回に5点を献上し逆転負け。ロバーツ監督は「2連勝して8回もリードして迎えていい流れだったけど、8回に崩れてしまった」と悔やんだ。

 先発陣はグラスノー、スネル、佐々木が離脱。負担が増した救援陣が苦しみ、チーム防御率は4・09でリーグ11位。30日(日本時間31日)からは、ヤンキースとの3連戦。地区首位を倒すにはリーグ1位のチーム打率2割6分3厘、87発の打線が奮起するしかない。昨季のWSで対戦時は左肩を脱臼し19打数2安打に終わった大谷には、うっぷんを晴らす活躍に期待がかかる。

 指揮官は、31日か6月1日(同6月1か2日)の試合前に大谷が2度目のライブBP(実戦形式の練習)で登板することを明言。

大注目のシリーズ中でも投手調整も進めていく。ヤ軍戦の後は、23~25日に敵地で1勝2敗だったメッツとの4連戦。昨季のポストシーズンで対戦したチームとの戦いが続く中、大谷のバットにはさらなる期待がかかる。(安藤 宏太)

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