◆JERAセ・リーグ 阪神1―5DeNA(29日・甲子園)

 阪神のドラフト3位・木下里都投手がプロ初登板を果たした。9回に3番手で登板。

先頭のオースティンに初球から3球続けて154キロを投じ、スライダーで空振り三振を奪った。続く度会の初球には、この日最速タイの155キロ。4球目を左翼線へ運ばれて三塁打になり、山本の左犠飛で初失点を喫したが、直球はすべて153キロ以上を計時した。

 試合後は冷静に投球を分析。「ああいう大歓声の中で投げるのは初めて。フワフワして気持ちが落ち着かなかったですが、一度経験できたので、次はのみ込まれないように。もちろん初登板は楽しみにしていたので、うれしいですけど、悔しい気持ちも次につなげられるように」と誓った。オースティンからの奪三振について問われると「それはよかったけど」と応じながらも、すぐに反省。「(山本に)簡単に外野フライを打たれた。スライダーが曲がらずに甘く入っているので。一球一球、しっかり投げきらないと、接戦の場面とかは任せてもらえない」と先を見据えた。

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