◆米大リーグ フィリーズ5―4ブレーブス=第1試合=(29日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 フィリーズのカイル・シュワバー選手が29日(日本時間30日)、本拠のブレーブスとのダブルヘッダー第1試合に「3番・DH」で先発出場し、7回に3試合ぶりの19号アーチをかけ、本塁打トップの大谷翔平(ドジャース)に1本差まで迫った。

 右腕ジョンソンの低めのカーブをとらえたシュワバーの打球は28度の角度で右翼席に一直線。

打球速度は111・7マイル(約180キロ)、飛距離は438フィート(約134メートル)で二階席に飛び込む大アーチ。黄金時代の1980年代前半のユニホームを身にまとったシュワバーは打球が飛び込んだ右翼席に右手を突き出して、ダイヤモンドを一周した。

 一昨年史上初の打率1割台(・197)で40本塁打(47本)をマークしたが、昨年が2割4分8厘、今季は2割5分3厘と打率を挙げて確実性も飛躍的に上がってきたパワーヒッター。この日の一打も1点差勝利に貢献、首位を走るフィリーズを牽引している。

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