中日は30日、岩崎翔投手(35)がオリックスへ金銭トレードで移籍することで合意したと発表した。

 岩崎は、21年オフにFA移籍した又吉の人的補償として、ソフトバンクから中日に加入した。

だが、移籍後初登板となった22年3月26日の巨人戦(東京ドーム)で右肘を痛めて緊急降板。同9月にトミー・ジョン手術を受けた。

 23年からは、育成として再契約を結んだ。リハビリ生活を経て、24年の2月に実戦復帰すると、6月に支配下登録された。

 今季初登板となった4月1日の巨人戦(バンテリンドーム)では、1イニングを投げて2安打無失点で移籍4年目で初白星。ソフトバンク時代の21年5月19日の西武戦(メットライフ)以来、1413日ぶりの勝利投手に輝いた。今季は、中継ぎとしてここまで4試合に登板していたが、4月28日に出場選手登録を抹消されて以降は出番がなかった。

 岩崎は球団を通じ「中日ドラゴンズでは3年半という間でしたが、ファンのみなさんに応援していただきありがとうございました。ドラゴンズでは来て早々にけがをしてしまい、約2年半チームに貢献できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。けがから復帰してからは、日々みなさんのありがたい声援のおかげで頑張ることができました。新天地での活躍が恩返しになると思いますので、チームは違いますが、これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました」とコメントを寄せた。

 ◆岩崎翔(いわさき・しょう)1989年10月21日、千葉・船橋市生まれ。35歳。小2から野球を始め、市船橋高では07年夏に甲子園出場。同年、高校生ドラフト1巡目でソフトバンク入団。17年は球団新記録の46ホールドポイントで最優秀中継ぎ賞を獲得。FA権の人的補償として、21年オフに中日移籍。通算325試合31勝33敗11セーブ97ホールド、防御率3・56。189センチ、90キロ。右投右打。既婚。

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