◆JERA セ・リーグ 中日1―4巨人(30日・バンテリンドーム)
巨人が中日に逆転勝ちで2連勝。先発の赤星優志投手は初回に先頭打者アーチで1点を奪われたが、2回以降は得点を許さず6回まで投げ4安打1失点で4勝目を挙げた。
赤星は1回、先頭の上林誠知外野手に初球のストレートをとらえられ、打った瞬間にわかる右翼スタンドへの7号ソロ本塁打。23日のヤクルト戦(東京ドーム)でプロ初完投初完封を無四球でマークした赤星だったが、1回にいきなり失点となった。
2回の赤星は先頭の板山祐太郎内野手に右前打、宇佐見真吾捕手には四球、送りバントで1死二、三塁とされたが、大野雄大投手を見逃し三振、1回に先頭打者アーチを浴びた上林を投ゴロに打ち取り、追加点は許さなかった。
打線は1回2死から泉口友汰内野手が四球を選んで出塁。キャベッジ外野手が右前打でつなぎ2死一、二塁としたが、今季初スタメンの丸佳浩外野手は空振り三振に終わり無得点。
追いつきたい巨人は5回、先頭の若林楽人外野手が四球、リチャード内野手は左前打で無死一、二塁としたが、甲斐拓也捕手は中飛、赤星は送りバント失敗、増田陸内野手は見逃し三振に倒れ、無死一、二塁を生かせなかった。
赤星は3回、4回を3者凡退。5回は2死から先頭打者アーチを打たれた上林に左翼線二塁打を許したが、後続を抑えた。
巨人が6回に試合をひっくり返した。先頭の吉川尚輝内野手が右前打で出塁し二塁盗塁。泉口の二ゴロで三塁へ進み1死三塁とすると、中日は大野から2番手・勝野昌慶投手にスイッチ。
逆転してもらった赤星は3番からの6回を3者凡退に抑え、7回の打席で代打を送られ6回までで降板した。
巨人が7回に貴重な追加点を挙げた。1死から赤星の代打・ヘルナンデス外野手が四球を選び、代走の重信慎之介外野手が2死から二塁盗塁。吉川の四球で2死一、二塁とすると、泉口が左翼線二塁打を放ち、貴重な2点を追加、リードを3点に広げた。
7回は2番手で中川皓太投手が登板し、1死から代打・木下拓哉捕手に左翼線二塁打を打たれたが、後続を抑え無失点。
8回のマウンドには大勢投手。先頭の上林誠知外野手に中前打、1死から岡林勇希外野手の三塁内野安打で一、二塁とされたが、4番・カリステ内野手の代打・川越誠司外野手を見逃し三振、高橋周平内野手を一ゴロに仕留めた。
9回はマルティネス投手が登板し、板山に右前打だれ先頭打者を出したが、途中出場の木下を遊ゴロ併殺打。村松開人内野手を空振り三振に打ち取り、6年連続の20セーブ目を挙げ、開幕から24試合連続無失点で2012年山口鉄也の球団記録に並んだ。