◆JERAセ・リーグ 広島―阪神(30日・マツダスタジアム)

 歌手の新浜レオンが、試合前に国歌独唱と始球式を務めた。阪神・近本のインハイに投げ込んだ直球は116キロを計測し、球場はどよめき。

自身3度目という始球式に「高校までずっと野球をやっていて、歌手になる前の一番最初の夢がプロ野球(選手)。公式戦の(試合)前に投げるのは本当にうれしい」と、興奮気味に振り返った。

 千葉英和高時代は捕手として、最高成績は県大会ベスト4という野球経験者。同じ千葉出身の坂倉とのバッテリーを喜びながら、球速には「情けない。(現役時代は)120をゆうに超えていた。デビューして25キロ減量したので、25キロ分、球速も落ちた」と、悔しがった。

 自身のラッキーカラーという緑を基調にNHK紅白歌合戦の出場を願って紅白のラインが入ったグラブは、19年のデビュー時につくったという。昨年にはNHK紅白歌合戦に初出場した。背番号000(レオン)の紅白の広島ユニホーム姿で「今年が20代ラスト。1年間、頑張りたい」と、2年連続の紅白出場を目標に「がんばレオン!」と締めくくった。

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