ドジャース・大谷翔平投手(30)とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が、30日(日本時間31日)からのドジャースタジアム3連戦で今季初激突する。昨季ワールドシリーズ(WS)で対戦し、MVPにも輝いた両リーグを代表する2人。
伝統の名門球団を背負う2人が今季初めて顔を合わせる。ドジャースとヤンキースはレギュラーシーズンでは今季唯一の3連戦。大谷は両リーグ最多20本塁打と量産態勢に入った。ジャッジもリーグ2位の18本塁打で、打率は両リーグでダントツの3割9分1厘と調子を上げてきた。
ドジャースが4勝1敗で制した昨季のWSで対戦。43年ぶりのロサンゼルスとニューヨークの大都市名門対決とあって大きな注目を集めた一方で、2人は消化不良に終わった。大谷は第2戦で左肩を脱臼。強行出場を続けたが5試合で19打数2安打の打率1割5厘、本塁打と打点なしに終わった。ジャッジは18打数4安打の打率2割2分2厘、1本塁打、3打点で7三振。第5戦では5点をリードした5回に平凡な飛球を落球して逆転負けのきっかけをつくった。
ジャッジは1月、大谷は4月にともに第1子の長女が誕生。
この3連戦を終えると、今季対戦の可能性があるとすればWSのみ。2年連続同チームの対決となれば1977、78年の両軍の対決以来となる。さらに「大谷VSジャッジ」は26年3月のWBCでの対戦の可能性もある。ジャッジはすでに主将として米国代表入りすることが発表され、大谷も2大会連続出場を熱望している。米国と侍ジャパンが対戦するとすれば決勝戦。2つの世界一を占う3連戦だ。
ヤ軍の後には昨季リーグ優勝決定シリーズで対戦したメッツ、今季好調のカージナルス、昨季地区シリーズで対戦したパドレスと強敵との対戦が続くド軍。6月1日(日本時間2日)の第3戦には山本の先発も予定されている。(安藤 宏太)