◆JERAセ・リーグ 広島2―5阪神(30日・マツダ)

 豊田は面白い。9回1死二、三塁で中越えに適時二塁打を放った。

プロ初打点となった4点目が結果的に大きかった。27、28日のDeNA戦でも、代打で中前にうまく打っていた。パンチ力があり、藤川監督も「使ってみよう」と思うだろう。

 阪神は現状、左の代打は糸原、高寺らがいるが、右は渡辺ぐらいで層の薄さは否めない。前川が2軍、ヘルナンデスも未知数で、左翼のレギュラーを奪うチャンスだ。まずは右の切り札として結果を残し、足がかりをつかみたい。(スポーツ報知評論家)

編集部おすすめ