オリックス・太田椋内野手(24)が30日、大阪・舞洲の球団施設で汗を流した。18日の西武戦(ベルーナD)で死球を受け、右手首の打撲で21日に出場選手登録を抹消。

再登録が可能となる31日の西武戦(ほっと神戸)での復帰は、見送られることが確実となっていた。

 この日は、13時から行われた1軍の全体練習とは別に、午前中に室内でティー打撃。「(患部の状態は)確実によくなっている」と、右手1本でフォロースルーを行うシーンも見られた。その後、グラウンドに移動すると、キャッチボールとノックで守備練習。「投げるのはほとんど問題ない」と、軽快な動きを見せた。

 それでも「いろんな動きをして、痛い動きもあれば痛くない動きもあった」と、万全ではない様子。「まだ、試合復帰は無理かな」と現実を受け止め、慎重に完治を目指す姿勢は崩さなかった。

 この日、グラウンドで太田と会話する場面があった岸田監督は「本人の状態次第にはなると思うけど、そんなにめちゃくちゃ長くはかからないでしょうし。プラン通りにいけば、(復帰は)そんなに遠い話ではない」と説明。今後は回復具合を見ながらマシン打撃、ファームでの実戦出場と段階を踏み、6月上旬の復帰を目指す見通しだ。

 〇…成長過程による腰のコンディション不良からの復帰を目指すオリックス・山下が、大阪・舞洲でキャッチボール。「徐々に(強度を)上げている段階。

腰に(負担が)来ないように、骨盤で回転できるように」と、塁間程度の距離で丁寧に投げ込んだ。「予定よりも結構、早く進んでいる。6月に入ると、毎日のように(ペースを)上げていけたら」とプランを描いた。

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