第96回都市対抗野球大会の東海地区2次予選が6月5日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで開幕し、14チームが6枠を争う。7年連続46回目の出場を目指すヤマハは、6日のジェイプロジェクトとの初戦から新ユニホームを着用。
梅田は、旧ユニホームで最後の大会だった今月のJABA東北大会の決勝(対バイタルネット、7〇3)で入社後、初先発した。4点リードの6回に3失点して途中降板したが、リリーフ陣が相手の反撃を抑え、大会連覇と10月開幕の日本選手権切符を手にした。2次予選に向けて、九谷青孝投手コーチ(35)は「先発、リリーフの両方で使う予定。いずれエースとして成長してほしいです」と、起用法を限定せずに様々な経験を積ませる意向を明かした。
東都大学リーグ2部の立正大で4年秋にベストナインを獲得した本格派右腕。入社後はMAX155キロ右腕・有本雄大(24)が投げる際の軸足を参考にし、最速を1キロ更新する151キロをマーク。変化球はカーブなど曲がり球主体だったが、フォークを習得中で投球の幅を広げている。「東北大会では終盤、球威が落ちたので疲れてもイニングを投げ切ることが課題です」。進化を遂げるルーキーがヤマハの未来を切り拓く。(伊藤 明日香)
◆梅田 健太郎(うめだ・けんたろう)2002年10月27日、神奈川県生まれ。
〇…高杯翼捕手(28)が、10年ぶりに変更したユニホームデザインを考案した。ホーム用は白色からアイボリー、ビジター用は紫からグレーに変更。胸元にはヤマハ音楽教室のキャラクター「ぷっぷる」が刺しゅうされ、襟と袖には紫と黒の3本ラインが施されている。「このユニホーム初年度で都市対抗、日本選手権で優勝して、強いイメージをつけてくれれば」と願った。