◆米大リーグ ドジャース―ヤンキース(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が30日(日本時間31日)、本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、3点を追う3回先頭の2打席目は空振り三振で2打席連続弾とはならなかった。

 両軍の主砲が初回からエンジン全開だった。

まずは「2番・右翼」で出場したヤンキースのジャッジ。1回表1死走者なしの1打席目で右腕ゴンソリンの甘く入った直球を捉えると中堅へ446フィート(約136メートル)の特大19号ソロ。すると負けじと大谷も1回裏先頭で初球を中堅左に運んで21号同点ソロ。打球速度は105・5マイル(約169・8キロ)、打球角度31度、飛距離417フィート(約127メートル)だった。

 ヤンキースの先発はマックス・フリード投手(31)。試合前の時点で両リーグ最多7勝(無敗)を挙げ、防御率も両リーグトップ1・29と圧巻の投球を見せている左腕だ。大谷は昨季2試合で対戦があり、5打数3安打、1四球の打率6割で、初対決だった24年5月5日の1打席目には中堅へ本塁打も放っていた。

 今季は無双状態でもあったフリードだが、初回の1打席目に初球を捉えた大谷。本拠地には「MVP!」のコールも鳴り響いた。3点を追う3回先頭の2打席目はフルカウントから空振り三振。2打席連続弾とはならなかった。

 ドジャースとヤンキースは昨季のワールドシリーズ(WS)でも対戦。

4勝1敗でドジャースが制して頂点に立った。今季もドジャースが貯金12、ヤンキースが貯金15でともにここまで地区首位。レギュラーシーズンでは今季唯一の直接対決3連戦の初戦で、「大谷VSジャッジ」にも注目が集まっている。

 大谷は25日(同26日)の敵地・メッツ戦から27日(同28日)の敵地・ガーディアンズ戦まで自己最長に並ぶ3試合連続本塁打。27日(同28日)には左翼へ高々上がったアーチを描き、20本塁打にMLB全体で1番乗りとなった。この日の21号先頭弾で5月はすでに14本塁打。23年6月にマークした月間自己最多15本塁打にも王手をかけた。

 この日の試合前はキャッチボールなどで軽めの調整。あす31日(同6月1日)の試合前には2度目のライブBPで登板する予定だ。

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