◆米大リーグ ドジャース―ヤンキース(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が30日(日本時間31日)、敵地・ドジャース戦に「2番・右翼」でスタメン出場し、初回1死走者なしの1打席目に24日(同25日)の敵地・ロッキーズ戦以来5試合ぶりの本塁打となる19号ソロを放った。

 大ブーイングを浴びながら打席に入ったジャッジ。

カウント1―1から先発右腕・ゴンソリンの89・7マイル(約144・4キロ)直球を打球速度113マイル(約182キロ)、打球角度30度ではじき返すと、中堅バックスクリーンへ飛距離446フィート(約136メートル)という特大弾になった。

 ドジャースとヤンキースは昨季のワールドシリーズ(WS)で対戦。4勝1敗でドジャースが制して頂点に立った。今季も試合前の時点でドジャースが貯金12、ヤンキースが貯金15でともにここまで地区首位。レギュラーシーズンでは今季唯一の直接対決3連戦の初戦だ。20本塁打にMLB全体で1番乗りとなったドジャース・大谷翔平投手(30)も「1番・指名打者」でスタメン出場。ジャッジVS大谷の今季初対決に注目が集まっていた。

 今季のジャッジは開幕2戦目の3月29日(同30日)の本拠地・ブルワーズ戦でいきなり1試合3本塁打、8打点の大暴れ。4月終了時点で10本塁打を放つなど順調に滑り出した。今季は打率もアップしており、5月21日(同22日)の本拠地・レンジャーズ戦終了時点で4割2厘。この日の試合前も3割9分1厘と4割への道も視界に捉えている。ドジャース戦はレギュラーシーズンに限れば11試合で9本塁打。

昨季のワールドシリーズでは5試合で1本塁打のみに終わり、第5戦では平凡なフライを落球するなど悔しさが残ったが、今季初のドジャース戦でアーチを描いた。

 ◆ジャッジの年度別本塁打数

 ▽16年 4本

 ▽17年 52本

 ▽18年 27本

 ▽19年 27本

 ▽20年 9本

 ▽21年 39本

 ▽22年 62本

 ▽23年 37本

 ▽24年 58本

 ▽25年 19本

 ※通算334本

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