◆春季北海道高校野球大会 ▽準決勝 旭川実4―0知内(31日・札幌円山)
旭川実が4―0で知内を下し、2006年以来19年ぶりの決勝進出。初優勝に王手をかけた。
先発マウンドを託されたのは、昨秋以来の公式戦登板となった背番号「19」の加藤千聖(ゆきや、2年)。お笑い芸人・とにかく明るい安村とともに1999年夏の甲子園16強の孝典さんを父に持つ左腕は、起用に応えて3回無失点。先発の役割を果たした。
4回からマウンドに上がった右腕・馬場太智(3年)も4回を無失点に抑えると、7回の攻撃では1死二、三塁から馬場が中前適時打を放ち先制。その後も打線がつながりこの回さらに2点を追加すると、3番手・山田新大、4番手・西村颯汰(ともに3年)がリードを守り切った。
旭川実は、とにかく明るい安村のほか、日本ハム・玉井大翔、ロッテ・田中楓基らがOB。初めて決勝に進んだ06年は、巨人・田中将大擁する駒大苫小牧に9―14で敗れている。